春
2、30代の頃、夏の終わりにいつも淋しさを感じていた。ギラギラした太陽がだんだんと翳っていき、日も短くなり、ヒグラシのカナカナカナ…と、あの独特の鳴き声が妙な淋しさを誘った。
でも現在は、春のこの季節が淋しい…
長期帰省中だった子どもたちがそれぞれの場所に帰って行った。
送り出してホッとしたと同時に、家の中が急に静かになり、淋しくなった。
3年前に空の巣症候群と更年期をほぼ同時に経験し、淋しくて淋しくて仕方がなかった。
私はどうやって淋しさを乗り越えて来たんだろう…? 思い出せない…
今日はいいお天気だったから、シーツ類を洗って干して、布団も干した!
淋しい時は体を動かすのが一番いいのかもしれない。 疲れてぐっすりと眠られる…
たまたまつけたラジオからレミオロメンの花鳥風月が流れてきた。
涙がこぼれた…