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先日、墓参りに行った。 お彼岸でもお盆でもない、言ってみれば季節はずれのお墓参りは閑散としていて荒れ果てていた。
今の時期、草はボウボウに生えて、お墓の土台の小さなコンクリートの隙間から木が生えていて1メートルほどに育っていた。
前に来たのは春。
その時にはなかった木だ。
花ばさみを丁度持っていたので、枝を切り根元に近い所まで切っていったが、さすがに根元はどうにもならなかった。
お墓の壁面と、隣のお墓との狭い場所でにっちもさっちもいかないのだ。
とりあえず、お墓の周りの草取りはして木も小さく刈り込んだ。
持ってきた花を供えて手を合わせて帰って来たが、あの木が気になって仕方ない。
ほんの3年前ほどまでは何にも思わなかっただろう。
実際、家に関することは義父が全て取り仕切ってくれていた。義父が亡くなってから家に関することに関わる事が多くなってきた。
お墓の事、寺の事、親の事、etc…
私は義両親の庇護の元でずっと生活してきたので世間の事に疎い。
いい歳して知らないことも多い。
恥ずかしい限り、と思うと同時に、義両親にはお世話になって過ごしてきたなぁ、と今更ながらに思う。親に受けた分の恩を返すことは到底無理なので、子どもにと思うが果たして同じ事をしてやれるだろうか…?と感じている。
お墓の木の事からいろいろ思いを巡らせてしまった。
近いうちにまた行って、あの木を何とかしなくちゃ。
それにしても親とは本当に有難い存在である。
今日も一日お疲れ様でした!