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ペンは剣よりも強いって本当だと思う。
言葉の持つ不思議な力は、昔の人が「言霊」と呼んだほどなのだろう。
三浦 綾子さんの書籍の中で、物を盗まれても自殺する人はいないが、悪口を言われて自殺する人はいるのだから、悪口を言って捕まる事はないけれども、悪口を言う人の罪は重いと思う、というようなことを書いていらして、なるほどなぁ、と思ったものだ。
確かに何気ない一言に救われる事もあれば、ほんの些細な一言にがっくりと肩を落とすこともある。それほど言葉の力は強力だ。
SNSなどで自分の思いを自由に語れる今、もっと言葉に対して慎重に向き合わないといけないと感じる。
桜田大臣の「がっかり」失言でのバッシング、
宇野選手の「無知だから発言する権利はない」と言った事への賞賛と 言葉一つでこれほどまでの差が出るのかと少し驚いている。
確かに自分の思いが言葉になるわけだから、話したと同時に絶対に消せなくなる。
思い浮かんだ言葉をすぐに話すのではなくて、よく吟味してコメントするべきだったと思う、桜田大臣!
考えすぎると何も話せなくなるけど、でもせめて、その場に適した物いいかどうかは考えて発言したい。
そして、できるならポッと灯りのつくようなあたたかい言葉をなるべく話したい、と思う。
今日はいい言葉を発しただろうか…?