私のつれづれ記

日々感じた事を思いつくままに綴っていきます。お立ち寄り下さりありがとうございます。

私が高校生の頃、社会科担当の当時40代半ばの女性の先生が、授業中「もしあなた達くらいの歳に戻れるなら1000万払っても惜しくない。」と言った。何で急にこんな話になったのかは覚えていないが、こう言ったのははっきり覚えている。かなり衝撃的な発言だったから。
若さに1000万も払うんだ!

でも当時の私は驚きはしたものの、先生の言葉がピンとこなかった。


また同じ頃。バス停でバスを待っている私に年配の女性が「若いってそれだけで財産よね。」と声をかけてきた。

「ふ〜ん、そうか。」とその時もピンとこなかった。


今ならあの時の言葉がよくわかる。


若さには、希望、情熱、元気さ、未来への可能性、素直さ、行動力、など挙げればキリがないほど良さがあり、本当に財産だなぁ、と思う。

若いっていいなぁ、とは思うが、もう戻りたいとは思わないし、ましてや1000万払って若さを買う、という心理も働かない。




ただ、老いていく不安はとてもある。



見た目の変化の不安はもとより、精神的に耐えうるのだろうか? 
得るものより、失っていくものの方が断然多くなっていく。それを受容できるのか?


でも、わかっている。
一気に年をとるわけではないのだし、徐々に緩やかに老いていくのだろう。その時々で受け入れる心はできていくのかもしれない。
もがき、あがきながらでも…






どうか神さま、未知なる老いの世界に豊かなる祝福をお与えください。





「だから、わたしたちは落胆しません。たとえわたしたちの「外なる人」は衰えていくとしても、わたしたちの「内なる人」は日々新たにされていきます。」
                                   コリントの信徒への手紙2   4:16





今日も一日お疲れ様でした。