私のつれづれ記

日々感じた事を思いつくままに綴っていきます。お立ち寄り下さりありがとうございます。

文章で自己表現できる人はボケにくい、と最近何かで読みました。

 

そぉ〜なんだぁ〜、と感心し、ブログなんかで自己表現する人はたくさんいるから皆さんボケにくいタイプなのねぇ〜、となぜかそこに自分は入らず傍観者的に記事を読んで、あれ⁈ っと思ったりして…

 

さてさて、先日の14日は赤穂浪士の討ち入りの日でした。子どもの頃はこの時期には必ずと言っていいほど ‘忠臣蔵’ が放送されていましたけど、今年は少しずれて16日にBSで ‘最後の忠臣蔵’ が放送されていました。

見るとはなしに見ていたのですが、見事なキャストと、景色の美しさ、物語の面白さに引き込まれるように最後まで見てしまいました。

 

そして何日経っても(…ってまだ3日しか経ってないけど)孫左衛門が私の心に住みついて離れません。

 

どうしてあのように生きられるのだろう…

すべてのことから自由でいられるのだろう…

 

神々しいほどの生き様にすっかり心を奪われてしまったのです。

 

 

 

竹林を抜けたらひっそりと建っている茅葺き屋根の家。中は質素で不便だと思われる道具たち。

人の姿勢の良さや、立ち居振る舞いや所作の美しさ、言葉遣いの美しさなど、主人公以外のものにも心惹かれる要素がたくさんあって、新鮮さを感じ見入ってしまったのです。

 

今はほとんど見られない昔ながらの日本の風景にも安らぎました。

アスファルトで覆われてない道。

自然豊かな野外。

 

あぁ、いい。

こんなところに住んで見たい。

 

若い頃、少しお茶を習っていたけどまた始めようかな… と思ったり、着物姿って素敵だわ。着付けも少し習ってたけど、来年は自分で帯を締められるように練習しようかな…とか思ったり…

 

今までそれほど興味を持たなかったものに心惹かれる年になったのかもしれません。

 

最後に孫左衛門は死んでしまいました。

内蔵助の落とし子である可音を育て上げ、嫁がせた後に…

 

美しくも切ない物語でした。