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何ヶ月前かに義母よりヘアブラシを買ってあげようか、と言われた。
私は薄幸そうな顔立ちの為、いつもパーマをかけている。もう何十年もずっと。
だから、ブラシをかけることはなく手ぐしで済ませてきた。
ヘアブラシを欲しいと思ったこともなく、義母からの有難いお言葉にむげもなく要らないよ、と返事をしてしまった。
そしてそれから友達と集まった時にブラシの話になり、頭皮をブラシで刺激するのは気持ちいい、と聞き、何十年もブラシはかけてないと言ったら驚かれた。 刺激しなかったらハゲちゃうよ!とからかわれ…
子供の頃は髪を長くしていて、母が髪をブラシでといてくれて、学校に行くときは結わえてくれた。艶のある髪でいつも褒められていた。
緑髪ねぇ…と言われて。
ある時、ブラシの事を思い出して義母にブラシを借りて髪をといてみた。
すると、頭皮はすっきりと気持ちいいし、髪も一度といただけで艶やかになった。
初めてブラシが欲しいと思った。
義母が買ったメーカーの物をネットで調べて、注文して今日届いた。
猪と豚の毛の混合のブラシ。
12960円也。
買ってあげようか、という言葉には「はい、いただきます。」と言ったほうがいい事を学んだ。 ちょっと高ついた買い物だったけど、良いものが手に入って嬉しい。
長いお付き合いになるこのブラシ。
私の髪を健康にして下さい。
今日も一日お疲れ様でした!