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兄が亡くなる3年ほど前に同じ職場の男性職員が、「◯◯さんのお兄さんって、家でフラフラしてるんでしょ?」と面と向かって言ってきた。私はその瞬間固まってしまった。
兄の事は何回か書いているが、当時兄は引きこもり生活をしていて私は職場の誰にも知られたくなかった。
この職員はゴシップネタが大好きで、情報網はありとあらゆるところに持っていた。知らなくてもいい情報をいち早く手に入れることに長けていた。だから知られてもおかしくはなかったけども、面と向かって言ってくる無神経さに腹が立つのと悔しいのとで、その後私は誰もいないロッカールームで号泣した。
わざわざどうしてこういう事を言う必要があるのだろう?
言って私が困る顔が見たかったのだろうか?
引きこもりをしている兄の事をバカにしたかったのだろうか?
何でも知っている事をひけらかしたかったのだろうか?
この人の心理がわからない。
私はこの一件でこの人の事が世界一嫌いになった。
どうしても好きになれないタイプの人間は人の気にしているような事を気にせずにズバズバというタイプ。
男女ともに受け入れがたい。
人とわかりあうって難しい…
「和して同ぜず」
職場で私がモットーにしていること。
プライベートでは本当に好きな友人と深く付き合う。
世の中にはいろんな人がいる。
今日も一日お疲れ様でした!